下校見守りボランティアから戻ってくる途中。
神社で遊ぶ2号と、同じ通学路の友だち2人。
まったく。まーた、すぐに帰らないで遊んでるな。
「おかーさーんこねこ!」
え。子猫?
走り寄ってみると、発泡スチロールの箱の中にタオルが敷いてあって、よちよち歩きの猫が3匹。
誰が持ち込んだか、ペットボトルにミルクを入れたものがすぐ近くに置いてある。
これだけの炎天下だから、ミルクもすぐに悪くなるだろうになぁ。親切心はわかるけど、子猫がお腹壊さないか心配。
「飼えないもんねぇ」
全員、ペット禁止マンション住まいだもんな。
気になるのはわかるが、まずは家の人が心配しているから、いったん家に帰ろう。
案の定、宿題を終わらせた2号が子猫を見に行くという。
余り猫や犬に関心がない2号がこんなだから、猫好きの1号が帰ってきたら大変だな。
とにかくうちで猫を飼えない以上、あんまり執着されても困るんだけど。
猫が好きな私としては一緒に行って構いまくりたいのだが、ぐっと我慢する。
小さなトレイと、ホントは子猫に牛乳がダメなのはわかっているけど、猫用ミルクを買っても仕方ないので牛乳をペットボトルに少し。
お腹を壊してはいけないので、先に置いてあったミルクをあげないように言い含める。
絶対にゴミを散らかして帰らないこと。連れ帰らないこと。
1号がすれ違いに帰って来て宿題が終わったら猫を見に行くという。
学校でもこれはという子に猫飼えないかどうか聞いて回ったらしいが。
あーあ。やっぱり。
近所のスーパーで急遽買ってきた1歳未満用のレトルトのえさを渡して、また同じ注意を繰り返す。
ほどなく、残念そうに帰ってくる二人。
どうやら知合いの中学生が子猫を連れ帰ることにしてくれたらしい。
行き先が決まってくれたのは嬉しいけど、寂しいって感じだな。
その家はもう猫を飼っているのを知っているので、飼ってくれるかどうかわからないけど、初めての捨て猫体験、子ども達にはどう映ったのか。
猫 2号 1号
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