「おぃ。カメがいないぞー」
え。あれ?
水槽にしている衣装ケースの一部が割れて(その割れた一部は洗った後の風呂場に放置されていた)、そこから逃げたらしい。
しかも2匹とも。
先日散歩のあとで自力で帰宅した大きな方のカメは、すぐ横で
「はろ〜♪」
とこっちを向いて首を伸ばしてご機嫌である。
おぃ。小さい方はどこ行った!
飼猫氏、1号も起こして一通り探したがいない。
当然穴はすぐにふさぐ方向で、板を当てたけど。
夕方、2号がつぶやく。
「昨日、お隣の人が届けてくれたんだけど」
…いち。なぜそれを昨日のうちに言ってくれない?
に。その時に衣装ケースの一部が壊れて出入り口になってると気付いているならなぜ言ってくれない?
その時に、塞げてたら今度の脱走はなかったのにぃ。
とにかく、お隣の人にカメを保護してもらったのは3回目なので、お礼に伺う。
ベランダ伝いにどこまで遊びに行ったのか。
で、今朝のこと。
今日は工場出勤だからクルマで通勤。と下の駐車場に向かった飼猫氏が、戻ってきた。
手にカメを抱えている。
「下に、落ちてた」
えええー。ベランダの柵の間から出て落ちたのかー。3階だよ?よく助かったよねぇ。
よく見ると、甲羅の一部がはがれて白い部分が見えている。あちこちヒビも入って…赤いのは、血?
1号が来て両手にのせると、首を必死に伸ばして1号の方を見る。
へぇ。帰ってきたのすごい喜んでるよ、この子。
直接コンクリに落ちたんじゃなくて、木の植え込みに落ちたのかもねぇ。それにしてもよく助かったもんだわ。
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