1号と2号が難しい顔をして教科書を覗き込んでいる。
何の教科?
覗いてみると、中1の数学の教科書である。
どれどれ。
初速度25m/秒で投げ上げたボールの高さは、t秒後では 25t−5t^2 (m)となる。
ふむん。
えーと。古典力学は一応、昔取った杵柄シリーズ。とりあえず記憶にあるのは重力加速度が9.8m/s^2 だが。
初速度が25t/sだから第1項目はいいとして。2項目が落下距離だよな。うん。
なまっていた記憶を掘り起こしてそうか、落下距離なら 9.8/2が係数でいいってことに思い当たる。そうだよ。そうだ。
つーわけで私としては問題の組み立てに納得。
その横で2号はなんでt^2、つまり時間係数の自乗なんて訳の分からない項があるのかと頭をひねっている。
解説してほしいならするけど。
問題としては中学の数学の2次関数なのは確かだが、物理の問題としては高校物理の範囲になるよ、と言ってみる。
聞きたい?
「え…いや、いいです」
なぁんだ。折角思い出したから語ってあげたいのに。<迷惑ですって。
一方、1号の方は全く関係のない次元で悩んでいる。
「秒速25メートルで投げ上げる?ってことは時速90キロだろっ!?それ、俺でもありえねーし!」
ドッジボールの大きさで考えるからだろ。野球ボールだったら可能かなと思うんだけど。
この記事に対するコメント[2件]
1. も〜 — December 19, 2013 @23:05:25
Yumikoit December 20, 2013 @18:14:08
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