1号は、家で全然勉強をする様子を見せないのだが、時々数学の質問をしてくる。
ありがたいことに1号の勉強もまだ数学だけは見てやれるのが幸いだな。
「お母さん、ルートってどっちから書くの?」
えーと。時代で指導方法が変わってなければ、こっち。
「でさ。2乗したらこうなる数ってことだってことは、3乗したらってやつもあるんだよね?」
うん。三乗根、もしくは立方根ともいうな。
「それは何年生で習うの?」
うーん。高校数学でもやった記憶はないが。
「平方根と、三乗根があるってことは、その上は、四乗根だよね?」
いや、それはない。
「えっ。なんで?」
だってルートの中にもう一回ルート入れれば、平方根だけで四乗根作れるだろ。
1号、しばらくグニグニと数字で遊ぶ。
「じゃあ、ルート9になるのが、3なんだね」
残念。3も解の一つだけど、「−3」も解。
「えっ。両方書かないとダメなの」
うん。数学の世界だと両方書かないと×だよね。
1号、ルートとマイナスをグニグニと混ぜてみる。
ちょっと待て。マイナスは、ルートの中に入れるのと外にあるのでは、値が違うよ。
「えっ…」
ルートの中にあると虚数になるんだ、という概念の端っこに、触れた一瞬。
この記事に対するコメント[2件]
1. まじん — December 24, 2013 @17:34:29
虚数って、ほんと何が何やらだったなぁ。ただ、型どおり計算するだけで。
Yumikoit December 25, 2013 @16:36:29
物理の問題といてたりすると、結構出てくるんですけど。
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