で、1年生と二人だけの登校班なの付き添って行く。
坂を下りたところでふと脇を見ると、白い物体がぐったりと寝ている。…小さな…あ。子猫だ。
子ども達が気付くと、ただでさえちょっと遅めの登校班の学校の到着時間が遅くなりすぎてしまうので、そのまま通り過ぎて、帰りがけにもう一度確認する。
まだあったら、スコップ持ってきて埋めてやった方がいいのかなぁ…。
あれ。いない。
そのまま坂を上がると、女子中学生が小さな猫をとり囲んでいた。
水場の近くで2匹の猫をかまい、水を飲ませてやっている。
ねぇ、もう一匹、下で横たわってなかった?
「それがこの子ですよぉ!」
あ。死んでなかったんだ。ホッとする。そっか、捨て猫だったんだ。やっぱり。
ここ、捨てに来やすいらしくて時々捨てられてたりするんだよね… 。
でも…困ったねぇ。うちも猫飼えないしなぁ。
中学生もそろそろ朝練の時間が終わりとのことで学校に戻らなければならない。
まぁとにかく、一度帰ろう。1号は猫が好きだから、帰ってこの話をしたらすごく気にするだろうなぁ。
家に向かって歩きはじめると、同じ登校班の子の家の前に今度はヘビがいた。
立派な、おそらくは青大将。おー。つやつやしてるなぁ。
思わず携帯を出して写真を撮ってると、そこの家のお姉ちゃんが出てきた。
「おはよーございま…何してるんですか?」
ヘビがいたからねー、写真撮ってるの。
「ヘビ?…ギャッ!」
まぁそういう反応が普通だろうなー。大丈夫大丈夫。おばちゃんここにいるからおばちゃんの後ろ側通れば大丈夫だよ。
こわごわと、走って中学校に走ってく。
どうやらこの辺を根城にしている蛇らしく、「先週もこの辺に出てきたのよね…」とお母さんがため息をついている。この辺、餌たくさんありそうだからなぁ。(いや、さっきの子猫は食べないだろう)
さて、帰ってきて1号の反応。
「えっ。猫欲しい!見に行きたい!」
学校から帰ってきた2号はといえば。
「そんなのいたの?」
どうやら1年生の下校時間頃、猫は子ども達にくっついてそこからまた場所移動したようで。ちゃんとお家ができてくれるといいけど…
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