帰省も最終日の今日は昼前に仙台の飼猫氏の実家に帰り、午後はお土産を買いに出かけて、夜ごはんと風呂をいただいた後で夜間クルマを走らせて家に帰るという日程だ。
仙台に2泊、松島に2泊というのも毎年恒例だが、友人知人に全く会える日程が取れないのは何年かぶりである。
みんな大変な年であったはずなのに、不義理をして申し訳ないとも思う。
さて、松島から仙台は有料道路を使うのだがちょっと回り道をして奥松島経由で有料道路に入ることにする。
東松島に帰省したマイミクさんの日記でも読んでいたので覚悟していたのだが。
電車が復旧しているのは、松島までだ。
それより奥は、まだ開通の見通しすら立たない。
国道45号線に沿って海際の山筋を抜けていくと。
いきなり、開けた住宅地がすべて冠水していたのを見て言葉を失う。
名取の閖上荒浜方面のときには、目に痛いほどの緑が5カ月という時間を感じさせて痛々しいほどだったが、こちらはまだ家の中に廃材の見える家屋も多く、流された駅も送電線も曲がったままだ。
5か月という時間で片付けられなかった箇所も多く、ぽっかりとあいた窓の奥の家の中があまりにも哀しすぎる。
基礎しか残らない家、積み上がったがれきの中に、片付けられていない家も点在する。
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