飼猫氏が晩御飯の片づけをしている2号にふと声をかけた。
「2号、お前、オオカミ少年て知ってるか?」
「えーっと、満月にオオカミに変身する奴?それともオオカミが来たぁって叫ぶ方?」
「あ、それでホントにオオカミが来た時には全部ヒツジが殺されちゃうんだよね」
と言葉を継いだのは1号。
よかった、この程度の常識はあるらしい。
「でもさでもさ。オオカミ男って、英語で言ったらウルフボーイかな」
いや、それこそ「オオカミ少年」でしょ。
「じゃ、ウルフダディ?」
ダディは「お父ちゃん」だよな。さしずめオオカミ父ちゃん、てところか。
「オオカミ男って言ったら、ウルフマンだろう」
と飼猫氏の主張。
平井和正が好きだった私としてはウルフガイっていきたいところなんだけど。
「じゃぁじゃぁ、ウルフダンディ?」
ダンディねぇ。オオカミ男のイメージじゃないなぁ。
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