子ども達に、名前ではなく時たま
「おぃ、ショウネン」
と呼びかけてみる。
眉の間にでかいしわを寄せて怒りの表情を作る2号。
どうでもいいや、とそこは聞こえないふりをしてこちらの言った用件を片づける1号。
2号曰く
「ショウネンじゃない!」
らしい。
少女だってわけでもあるまいに。
で、試しに今度は
「坊ちゃん」
と呼びかけてみる。
今度は1号が怒る。
ちっちゃい子ども扱いされた、と感じるらしい。
「僕はそんなに子どもじゃない!」
というわけだ。
「おにーさん、おにーさん」
とこれは妙に二人ともすんなり(嬉しそうにというわけでもないが)受け入れて返事をする。
なんだかなぁ。
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