朝。2号には週に1回トイレと洗面所の床の雑巾がけをしてもらう。
1号に頼む部屋の掃除は、ブーブー文句を言って掃除の行き届かない所を指摘すると逆切れを起こすのだが。
掃除が終わったという2号に、雑巾がけの結果、埃がダマになって転がったところを指さしてみる。
…掃除機を持ってきて吸い取る2号。
ドアの敷居のところがまだ少し、埃がたまっている。
雑巾をかけ直して、ドアの枠のところは背の届くところまで雑巾でこすってみる。
「お母さん、届かない所やってー」
はぃはぃ。
合間を縫って洗濯物を干していると、2号が洗面室から出てきて言った。
「お母さん、これ洗いたいんだけどできるかなー」
ん?
掃除機の、先の細い吸い口。
確かに内側にびっしりと埃のようなものがこびりついている。
使い古しの歯ブラシを渡すと、風呂場でこすって洗ってから、ベランダに干している。
モノの整理はできなくて、持ち物を片付けさせても、いつも何かがこぼれている2号だが、掃除はうまいらしい。助かるから、いつも私の代わりに掃除をして欲しいもんだ。<それは言いすぎー!
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