いとう家では、寝ぐせのことを「小鳥のぴ〜ちゃん」と呼ぶ。
インコのアホ毛に似てるからだが、さすがに寝ぐせはまずいだろうと歯磨きの時にそっと後ろから、濡れた手で寝ぐせの髪をなでてやる。
登校帽をかぶれば、学校に着くまでにほとんどの寝ぐせは取れるという寸法である。
まぁ大体において、入浴の時間を早くに夕食前に済ませてしまえば、ほとんど寝ぐせはできない。
それでもできてしまった寝ぐせをとると、毎回猛烈に怒る1号。
今日の寝ぐせは、インコのアホ毛というよりも、左側の耳の上側にできているので、何かのアニメのアホ毛みたいだ。
歯磨きをしながら、いやに気にいって喜んでいる1号。
面白かったんだけど、それでも一応、濡れた手で撫でてやる。
「なんでそういう意地悪するの!」
と言って、歯磨きが終わると自分でも手を濡らして、何とかもう一度アホ毛を立てようとする1号。
その内、今度は別の楽しみができたのか。
次に見ると、7−3に分けられている。おもしれー。
ちょっと母さんにもやらしてー。
櫛を持って追いかけるが、せっかく自分で遊んだ髪型が直されちゃうと思って逃げ回る1号。うひひ。
ま、1号の髪質だと、どんなにいじっても学校に着くころには乾いて、全部それらのクセは消えてるだろうけどね。
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