夕飯時。
今日のメニューは、ター菜ともやしの炒め物。鶏の砂肝と鶏むねと茄子の炒め物。シーチキンの炒飯。わかめスープ。
…炒め物ばかりだなぁ。
砂肝は、2号が好き。
「レバーは苦手だけど、砂肝は普通のお肉くらい、好き」
と言う。
1号は砂肝とレバーなら、レバーの方が好き。でも砂肝も嫌がらずに食べることができる。
「内臓のお肉って、血がいっぱい作られるの?」
うんうん。砂肝も、レバーほどじゃないけど鉄分豊富。たくさん食べなさいね。
「おかーさん、血ってどうしてあるの?」
むっ。いきなり難しい話を。
えーと。栄養を身体中に運んでくれて、酸素を身体中に運んでくれて、代わりに要らなくなった栄養の燃えカスを身体中から集めてきて、二酸化炭素も身体中から集めてきて。身体に入ったバイキンもやっつけてくれて。
そうそう。怪我をして血が固まるの。あれは、血がたくさん流れすぎたら駄目だからなんだよ。
「たくさんて どれくらいー???」
えーとぉ。1/3くらい???
なんて話をつらつらご飯を食べながらしていると、話はいつの間にか、献血の話になった。
「献血って痛い?」
─ そりゃー、1号も2号も採血したことあるでしょ。注射で血液抜くんだもの。
話していると、だんだん泣き顔になる2号。
どうも想像して本当に痛いような気になってきたらしい。
今にも涙を流しそうな表情の2号に、
「こらこら。今は何も刺さってないぞ」
と言うと途端に、「単に話していただけ」と思いだしたらしく、笑い顔になる。
2号ってほんとに面白いなぁ。
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