1号が迷子になった時。
私と2号が合流して、飼猫氏がもう一度1号を探しに行く。
私は2号と、クルマを停めた場所まで戻り、1号が来ていないか確認。
歩いていると2号が言った。
「お兄ちゃんみたいな迷子には、ボクはもう、なっていないよ」
…1号の場合は、私や飼猫氏がそばにいると信じて自分が知っている道をずんずん行ってしまって。ふと気づいて周りを見回したら誰もいない。そういう迷子のなり方である。
で、迷子になるとパニックになってやみくもに走り回る。
実際には今日の迷子は、迷子になったと気づいた1号はそのまま走って我が家のクルマを停めたところまで来たのだが、私たちがクルマに到着する前に「来ないなぁ」ということで先ほどまで遊んでいた公園まで戻れば父親が探しに来ると思ったのか、そっちに走って行ってしまったので、私たちと行き違いになったのである。
まぁ、我々が二手に分かれて、私がクルマへ飼猫氏が公園へ探しに行ったのでそちらで合流できたのであるが。
ちなみに2号が迷子になるパターンは根本的に違う。
「あれ、いなくなったな」と私たちがやみくもに探している時間のほとんどは、2号は自分が迷子になっているとは思わず、自由気ままにあちらこちらを見ている場合が多い。だから「ボクは迷子にはほとんどならない」なぁんて思っているわけなんだな。
夜。1号の熱の出はじめ。
まだ吐いていなかったので、まずは少しでも食べるか水分を摂らせるかしようと、飼猫氏がフルーツゼリーを与える。2号も欲しがったので「夜ごはんちゃんと食べるんだよ」と言い置いて2号にもあげる。
しかし、この「夜ごはんをちゃんと…」の一言が、1号に向けられなかったのが2号には納得できない。
早速ガーゼケットを持ちだして、ソファの上でくるまって
「ボクもお風邪なの〜」
と言い始める。くすくす。
1号が吐き始めたあとはちょっとビビったのか、嘔吐の片づけをしている私の周りを歩き回ったり、飼猫氏がなかなかそばに座っていてやれなくても一生懸命ご飯を食べたりしてなかなかけなげであった。くすくす。
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