生まれてすぐの雛に、母鳥を覚えさせるのと同じように、子どもも最初の刷り込みが肝心。という話。
1号。部屋を出る時に必ず部屋の灯りを消す。リビングは消さない。玄関の灯りもあまり消さない。
ドアは開いているドアは開けたまま出て、もともと閉まっているドアは大体閉めて出れる。
2号はこれらのことが全くできない。
新聞受けの新聞を持って来る時に、必ず玄関の灯りはつけるが消してきたためしがない。手を洗った時も風呂から出たときも、洗面室の灯りを消さない。ドアは開けっぱなし。トイレの灯りもしばしば消し忘れる。
どうも今まで1号か私が必ず彼の後ろからついて歩いていたので、誰かが消してあげていたらしい。
しかし。
1号は着替える時にポケットの中を確認する、という作業ができない。
2号は幼稚園入園時から、制服のポケットに入っていたハンカチを、帰宅後私服に着替える際に必ず出すように言われていたので、1年経った今ではほとんど彼のポケットにハンカチが入りっぱなしのことはないのである。
でもね。1号は幼稚園の最初の2年間は、ハンカチはポケットの中ではなく胸に下げるものだったのだ。だから、そのころは名札と一緒に必ず洗濯かごに入れることができていたのだが。転園後にハンカチを制服のポケットに入れる習慣になってからは毎日必ずハンカチをポケットに入れたまま、脱いでしまう。
ひどい時には週末に制服の洗濯をすると3枚くらい出てくる。
1年経って、また私服で学校に行くようになったが。
ズボンのポケットからハンカチを出すのは、まだできない。
必ず翌朝、洗濯をしようとすると、1号のズボンからはハンカチが出てくるわけ。
わかってはいるんだけどねぇ。
今のうちに、風呂に入る時に、しばらくの間連日
「ハンカチ出しなさいよ!」
と言い続けなければ刷り込みはできないまま、大人になるって。
翌朝洗濯の時に言ったって遅いってこと。
ついついこっちも忘れちゃうんだよな。
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