1号の一番お気に入りのTシャツは、Aラインの灰色のTシャツ。
肌触りと表面のてかりから、我が家でのそのTシャツの呼び名は「あざらしのTシャツ」。
でもねぇ。最近どうやら1号には小さくなったみたいだよ。
下に着たもう一枚のTシャツの袖が、5センチ以上覗くようになったもん。
そういっていても、気がつくとそのTシャツを着ている1号。
試しにTシャツのサイズを確認。…110センチじゃん!
1号は現在の身長が124センチだから。つーか、110センチなら2号にちょうどいい。
というわけで、このTシャツは2号にお下がりにしようよぉ。
大体120センチのシャツ類はとっくの昔に2号にお下がりになってるはずなのに。なぜこのTシャツだけが1号の引き出しに残っていたのかは謎だが、2号の引き出しにしまうように2号に言い添える。
「やだっ!2号っとんないでっ。それはぼくの〜〜〜〜〜」
胸にしっかり抱え込む1号。
2号も負けじと袖を引っ張る。
試しに着てみぃ。─ 1号のパジャマが7センチは覗いているぞ。
次に2号。─ ほら、ちょうどいい。
「いいなぁ。2号!」
露骨に羨ましがる1号。そんなに気に入ってるのねぇ。
仕方ないので、子ども服の通販のカタログをだす。
どちらにしても4月から私服通学になる1号には、トレーナーの2枚くらい用意しないといけないし。どれ欲しい?
しぶしぶながら1号、好みのトレーナーを選んで。
めでたく「あざらし」は2号のモノとなったのだが…どうにも釈然としないらしい1号であった。
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