というわけで、朝のごたごたの最中。
お弁当袋の紐を結んでもらえなかった2号は、制服の名札をつける段になって兄1号にターゲットを定めた。
「おにーちゃんっ!名札つけてよっ!」
って、あぁた。泣きながら投げるように言ったって。
「やだよ!」
…ほーらね。
「おにーちゃんがやってくれないぃぃぃぃ」
とまるで兄が悪いみたいな言い方。
それでも気を取り直して
「おにいちゃん、ボクできないからやってください」
に言い換える。
何度目かでしぶしぶ2号の制服を床に広げて名札を付け始める1号。
どうでもいいけど、台所の床で制服の上着をひろげるのはやめてくれないかい?
「どこ?」
「まんなか」
「真ん中。ホントに真ん中でいいの?」
…指差した方が確かだと思うよ。2号。
出来上がった制服を見てみると…床に広げられた制服の上着の。
背中中央すそに一本入っているスリットの根元、つまり腰付近に、ピンクの名札がつけられている。
…なるほど。まんなか。
それを見てまた2号が
「ちがう〜〜〜〜〜」
と泣き始める。当然だよね。
「え〜っ。真ん中って言ったじゃない!」
とニヤニヤ笑う1号。
あのね。二人とも。
面白いんだけど、今日はそもそもあと30分でバスが来るんだし、まだ朝食も食べてないギリギリのところで、母さんはまだ怒っててご飯食べなくていいとか言ってる最中なんだからね。
2号もヒトに頼む時にはちゃんとそれなりにお願いするようにしなさい。
それとね。1号。イタヅラをするのは時と場合を考えないと、今日、ホントに幼稚園にいけないよ(ギリギリで行ったけどね)
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