竹下 文子作/鈴木 まもる絵
税込価格 : ¥1,050 (本体 : ¥1,000)
出版 : 偕成社
サイズ : A5判 / 133p
ISBN : 4-03-528250-2
発行年月 : 1994.12
利用対象 : 小学3−4年生
「黒ねこサンゴロウ」のシリーズも最終巻。
早く読みたくて、ほんの少しでも私の手が空くのを見計らっては1号が本読みをねだりに来る。
3,4年生向けってストーリーだってことで、改めて見ると振り仮名もページの最初に出てくる時にはふってあっても2回目からはふってなかったり、1,2年生で出てくる漢字にははじめから振ってないことも多い。
年長の1号には読むには難しいし、ストーリィも複雑で表現には詩的な表現も多く難しそうだ。
それでも好きなんだよねー。サンゴロウ。
霧に囲まれて迷ってしまう。霧の中にボンヤリ浮かぶ灯台の光に導かれて、サンゴロウは燈台守のカイに出会う。
霧が晴れるまで、二人は灯台のさびやすい階段の手すりにペンキを塗ったり、よるともなればギターと口笛で合奏をしたり、ゲームをして過ごす。
不思議な、カイの力。
「きみは、あの船にのるために生きてるんだ。そして、あの船は、きみのためにあるんだ。きみが生きているかぎり、船ははしる」
と言うカイ。
昔、座礁した船。16人目を助けられなかった、と悔やむカイ。
「ここは…さむいよ」
「なぜ、ここにいる?」
とカイに問いかけるサンゴロウ。
「なぜ、おれをここによんだ?」
と問いかけるサンゴロウ。
読み終わった1号は、「さ〜ぁ♪次は"黒ねこサンゴロウ旅のつづき"シリーズだぁっ」と大はりきり。
1日30分以上も読むのは(しかも二人)けっこう喉が痛い…。
私も話の続きが気になるから頑張って読むけどさー。
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