朝、玄関からリビングまで新聞を運ぶのが2号の役目。自分と2号の分の布団を畳むのが1号の役目。もちろん、押入れの上段にあげることはできないから畳むだけ。
その習慣が始まってから まだ3ヶ月そこそこかな?敷布団は程なく3つ折にできるようになったし、だいぶ上手になったけどまだまだ本人には重荷らしい。
ちょっとやったかと思うと絵本や漫画を読み始め、私に急かされて慌てて戻る、という具合。
余りに毎朝急かせているので、今日は途中で声をかけるのを止めてほっておいた。朝食のお約束の時間7時半になっても誰も食事にやってこない。
2号もまだ着替えが終わらずぼんやりしている。
7時40分。2号はパンツ1枚でトイレに行って、うまくできずにパンツを濡らして泣いている。
1号もいい加減に時計を見なさい。
7時50分…。
8時近くなってようやく準備ができてやってきた二人に冷たく言う私。
「…朝ごはんなんてあるわけないじゃない。我が家の朝食は、7時半の約束です」
…大体ね。しなければならないことをほっといて隠れて漫画読んでるほうが悪い。まずしなければならないことをしてから余った時間で本を読みなさい。本を読む時間が足りないなら、毎日幼稚園のあとお友達の家に行くといわないで、自分の時間も作るようにしなさい。2号にしたところで、飼猫氏が出かけるときに着替えてから「行ってらっしゃい」を何故しない。
─ と説教をする。
5歳の子が、大人のシングルサイズの布団を畳む練習をしていること自体にはちょっと難しいという意見もあるけれども。
1号の家での今の手伝いは、布団を毎朝畳むことと、ゴミ捨て。
そうだよね。というとちょっと辛そうな顔をする。
じゃあどうする?と訊く。
1号はしばらくじっと考えてから
「お母さんが、僕たちの布団を畳んでくれたら、その時間でボクが朝ごはんを作る」
とかなり無謀な提案をしてきた。お前。今まで卵割るのがやっと、火さえ使ったことがないのに朝ごはんは作れるわけ?
と訊くと、もっとよく考えてから「やってみる」と言う。
ふむ。無理だと思うけどね。というわけで、私は明日の朝ごはんは作らなくていいらしい。はてさて。
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