どうもすぐに手が出てしまう1号。
しかもついつい顔に手が出てしまう。
発端はいつも割と単純。
おもちゃの電車の取り合い。自分は大阪駅を作っているつもりなのに、2号がE2系(注:東北新幹線の車両)を走らせた。
レールなのにミニカーを走らせる。いつもボクの色鉛筆を使う。
うまく「ダメ!」と言えなくて、あるいはダメといっても2号がノレンに腕押しなのでつい手近な顔を引っかいてしまう。
「顔とアタマはだめ!」
と言ってるんだけどねぇ。
今日は飼猫氏にじゃれ付いていてついメガネに手が触れてしまったようだ。
朝から増え続けている2号の顔の傷を気にしていた飼猫氏。一大カミナリを落とす。
飼猫氏が「本当に怒る」のを1号はそれはそれは怖がっている。
「これでx回目だ。言ってわからん子は、うちの子じゃない」
と淡々とリュックに1号の物をつめて玄関に1号を送り出す。
この「リュックに物をつめる」というのがまた臨場感を増すんだな。<おぃ。
泣き喚く1号。
これは我が家の「子どもを叱る」ルールなんだけど、飼猫氏が叱っている時は私は口を挟まない。矛先を収めて、最後に「じゃあもうxxはするんじゃないよ」と抱きしめるところまでやって、一つの「叱るルーチン」ここまで一人でやること。
逃げてく場が必要だっていうけれども、叱らない方の親に逃げてけばいつも許されるっての、我が家は好きじゃない。
時々私は守れないで口はさんじゃうんだけどねぇ(反省)
玄関に「叱っている」場が移動して、リビングに取り残される2号。なんとなくオロオロしている。
「2号。どうしたの?」
2号は泣く寸前の顔で下唇を突き出して小さい声で
「…おにーちゃん。いなくなっちゃやだ」
と言う。ふむ。
そういやそろそろ飼猫氏が「今日の怒り」の落としどころを探している頃。
「2号はお兄ちゃんいなくなっちゃヤなの?」
黙ってうなずく。
「じゃ、お父さんにそう言って来なさい」
黙っている。怖いんだろうねぇ。内心ニヤニヤ。
「じゃ、お母さんが一緒に行ったげる。でもお父さんには2号、あんたがちゃんと言うんだよ。あんたの気持ちなんだからね」
玄関に抜けるドアを開けて。
「お父さん。2号が言いたいことがあるんだってさ」
「…おにーちゃん。いあくあっちゃあだぁぁぁぁ」
もう途中から号泣の2号。
許されてこちらも号泣の1号。
うーん。美しき兄弟愛やねぇ。
この記事に対するコメント[4件]
1. 飼猫 — September 20, 2005 @14:32:29
「家之子じゃない!」って玄関からおん出すのもそろそろ近所迷惑かなあ。
ほんと、子供を叱るのは気力を使いますわ。
Yumikoit September 22, 2005 @21:55:15
私の眼鏡は無関係。
おっ。それはシツレイしました。しかし
「家之子」
って表現。なかなか漢文的でよいですな。3. 駒 — September 21, 2005 @21:38:34
我が家と同じようなルールなので、とてもよくわかる日記でした。
私もよく途中で口を出してしまいそうになったりしますし・・・。
ウチは女の子だからか、叱られても、どうしても、あまり派手に泣き叫んだりはしないのですが、
やっぱり近所迷惑も気になりますね(笑
叱るって、ほんとに難しいですね。
ただ可愛がるだけなら、簡単なのに・・・。
Yumikoit September 22, 2005 @22:01:16
我が家と同じようなルール
そういうオタクのお話を聞くとホッとします♪でもホント、近所迷惑ですねぇ。
今日も寝る時間が過ぎているのに、寝る前にオセロがしたい、まわり将棋がしたいと20分以上泣き喚く1号でありました。
泣いている間に出来るだろうって?勝つまでやりたがるんですよ、こやつは
この記事に対するコメントは締め切られています