1号は幼稚園の自由遊びの時間、牛乳パックやクッキーの空き箱をうまく組み合わせてテープで貼り付け、電車のおもちゃを作るのが好きらしい。
入園して以来、何度もこの牛乳パックの電車の工作を何両も持って帰った。
最初は先生にも手伝ってもらった新幹線。最近は特急も増えてきて、横のラインをビニールテープなどで作ってくる。
今日の幼稚園から持って帰った紙工作も牛乳パックの電車。
ええい。お前は他のものは作らんのか。
しかも今日は7両編成だっ。─ つまり牛乳パックを7つ。縦につなげた長さなんだ。
ひえ〜。1号の身長よりも長いんじゃないの?
いつものようにかばんを置いて工作を私に押し付け、園庭に飛び出して行く1号。
この工作、持ってるだけでも大変なんですけど。どうせいっちゅうんだ。
仕方ないので園舎の玄関のわきに立てかけておき、2号のブランコを押してやったりなんだりする。
2号のリクエストがひとしきりついて、園舎玄関脇に戻ってきて他のお母さん達とおしゃべりしていた。1号も2号も機嫌よく遊んでいるしねぇ。
─ ありゃ。2号どこ行った?
ふとみると2号はいつの間にか1号の工作を持ち出して、園庭の砂の上で走らせて遊んでいる。
ええいっ、やめんかぁ。その工作、家にもって帰って家の中でまた遊ぶって1号が言い張るに決まってるだろっ。
牛乳パックを張り合わせたテープの内側に、既に砂がびっちり。
これ、家の中に持ち込まれたら床中に砂が飛び散るぞぉ。とほほほほ。
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