深見 じゅん
出版社 集英社
発売日 2005.03.18
価格 ¥ 530(¥ 505)
ISBN 4088625633
ようやく14巻が出た。北陸だと発売日が1,2日遅れるのが辛いなぁ。
巻数が増えるにつれて、田所家のストーリィではなく田所家の周辺の家庭のストーリィがどんどん増えていくこのコミック。
読み始めた頃は、まだ1号も2号も誕生していなくて
「子どもがいたらこんな感じなんだねぇ」
といいながら読んでいたが、いつの間にか1号も年少を終えて田所家に追いついてしまったように思う。
テレビ番組にも(女の子だから当たり前といえば当たり前だけど)戦いモノ系の乱暴な遊びにも毒されていない あすかちゃん。
読んでいて
「あっ。まだ生まれてないんだ!」
と声を出してしまい、買って来てくれたのに読む順を先に譲ってくれた飼猫氏が「怒」マークを出す。ごめんごめん。
だってさぁ。9巻で妊娠したっていってたあの人がまだ産んでないのよ。
言いかけた言葉を飲み込んで、続きを読む。
育児に疲れたお母さんが一番言ってほしい言葉。
今のわが子よりももっと小さかった子どもを見て、思い出すわが子の成長。
歳をとった夫婦の絆。
田舎での、ジジババとの同居。
あすかちゃんの入院…。
さまざまな家庭、家族像。
私が読んだあとで、やっと読んだ飼猫氏が二つ感想。
「田所家はいつ、歳をとらないサザエさんワールドに突入したんだぁ!」
「キミも、子どもが大きくなったらこんなことやそんなこと、あんなこととか言って嫌がられるんだろうなぁ!」
…そうだよ。だってそれって楽しみじゃん!
この記事に対するコメント[1件]
Yumikoit April 4, 2005 @19:11:16
2005.04.01に紹介されました。以下引用。
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皆様のご家庭の様子が描かれているものに出会うと思わずはっとしてしまいますね。“Yumikoit”さんの 『ぽっかぽか 14』の書評 には、ご夫婦の会話が活写されています。「『キミも、子どもが大きくなったらこんなことやそんなこと、あんなこととか言って嫌がられるんだろうなぁ!』 …そうだよ。だってそれって楽しみじゃん!」。こういう書評を読むと、本というものは人間のコミュニケーションと切っても切り離せない関係にあるものなのだなあ、という気持ちが改めてしみじみと湧いてきます。もしかすると批評というものを、生活との関連という観点から捉え直す必要があるのかもしれませんね。
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