おらおらおらおら〜。夜ご飯にするからお片付けせ〜ぃ!
まずはテーブルの上片付けろ〜。
1号、何?2号のクレヨンがないの?なんで?
2号のクレヨンを入れている入れ物を見ると、確かに2本くらいしかない。
周りのおもちゃ箱にも混入していないし、テーブルの下にも落ちていない。
こっちの部屋に来た時は、2号はいつも手ぶらだったよ、と隣室の飼猫氏も言う。
へんだなぁ、どこに行ったんだろ。
おかずをよそう手を一旦止めて、あちこち探してみる。
うう〜む。
そういやさっき、1号と2号が交代で、紙をぐしゃぐしゃに丸めたものを持ってきていたな。1号は中に自分で文字を書いた紙切れが入っていてそれを包んだものだったけど。
ふと思いついて、それらをまとめて2号が捨てたゴミ箱を漁ってみる。
…出てきた出てきた。2号のクレヨンがざらざらと。
そっか〜。自分ではお手紙書けないから、代わりにプレゼントとしてクレヨンを包んでくれてたのね…。
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