横溝英一さく
出版社 福音館書店
発売日 2002.03
価格 ¥ 880(¥ 838)
ISBN 4834018180
チンチン電車。私が今まで住んでいた地域には、あったことがない。
でも絵本をめくると、電車よりも気軽に、バスよりも身近に乗って町の中の好きなところにいける、そんなチンチン電車の存在が感じられる。
舞台は長崎の町。チンチン電車の一日を追う。
早朝の車両点検。今日は2号に読んだんだけど、これ1号に読んで聞かせたときには一番大喜びしそうなシーン。
朝の通勤通学の混雑。自動車と並行して走る様子。停留所で待つ人たち。高台にある公園から見渡す電車と線路の様子。
今はもうだいぶ、チンチン電車もなくなっていく方向にあるのかもしれないけれども、チンチン電車の町に住んでみたいな、と思わせる一冊。
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