井上美由紀著
出版社 ポプラ社
発売日 2002.10
価格 ¥ 1,260(¥ 1,200)
ISBN 4591073920 先日読み終わった「500gで生まれた娘へ 」の娘版手記。
美由紀さんの視点で書かれた所が感じ方、考え方がでていて面白い。
ただし、前半の赤ちゃんの時の描写などはお母さんである美智代さんの著書からの引用やお母さんから聞いたことがベースになっているため、かぶる部分も多い。
胃痛で悩んでいた時のこと、前著がマスコミなどで取り上げられて色々な経験をしたことなど。
見えないことは特別なことではない。
生まれた時から見えない人にとっては、見える生活こそが特別なことかもしれない。他の人よりも何かを成し遂げるために特別な努力が必要かもしれないけれども、でもその人にとっては当たり前のこと。かわいそう、でも大変ね、でもないんだなぁ。
子どものために必要な検査だから、スムーズにしなければならず、苦しむ子をみて親が混乱して検査がうまくいかないので、親が立ち入り禁止になる検査もあるのです。
でも、子どもはどうなの?
…うん。これは私も経験あり。我が家の場合には「お母さん!」といえるほど大きくなってからは別室での検査はないけれども。
それだけに子どもの立場からの言葉は、重いですなぁ。
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1059474
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=161994
いずれにしても、病気や検査と戦うのは子ども自身なので、親ができることはわずかしかないんですけどね。
この記事に対するコメント[3件]
1. 仁LOVE — July 25, 2005 @16:30:59
美由紀さんの本2冊とも読みました。全国盲学校弁論大会優勝おめでとうございます。
私は、美由紀さんならお母さんに幸せの涙を流させることが出来ると思います。
これから苦難なことがまだまだあると思いますが、自信をもって頑張ってください。
下の県(熊本)で応援してます!!努力家の美由紀さんだからこそ出来ることがあると思います。
自分のなりたい仕事に向けて勉強頑張ってください。美由紀さんの夢がかなうことを祈っています。
熊本県の中学生 田中歩より
2. ふふふ — July 25, 2005 @16:45:07
Yumikoit July 27, 2005 @20:09:01
書き込みありがとうございます。
見えないということは特別なことじゃない。それを特別なことと思っていない限り。
特別扱いしているのは、目が見える私達の方かもしれない。そう思うことがあります。
美由紀さんとお知り合いになれたら、私は彼女を「目が見えない」という1点において特別扱いすることなく、彼女の人格を尊重して付き合うことが出来るでしょうか。
彼女の努力を評価できるあなただったらきっと、よいお友だちになれるのかもしれません。いつか出会える沢山の「美由紀さん」たちとよいお友達になれますように。
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