堀内誠一ぶんとえ
出版社 福音館書店
発売日 1992
価格 ¥ 880(¥ 838)
ISBN 4834007294
かがくのとも傑作集。
去年来、1号はひざや肘の裏をかきむしってかさぶたをはがしてしまうことが多い。
だから血だけではなく、挙句の果てには透明なぐちゅぐちゅした液が止まらなくなったりする。
先日、皮膚科で軽いアトピーと診断された。食べるものでは反応しないものの、冬は乾燥肌だし、裏起毛のものや化繊のものに反応するのでそういうところこれから改善されていくのかもしれない。
ところでかさぶたをはがしまくるので
「かさぶたをはがしたら何が出てくるの?」
に対しては本人自信を持って
「ち!」
という回答が返ってきた。そりゃ経験が物語りますもの。
というわけで読み進む。
身体中に張り巡らされる血管の様子には本人どきどき。
「真ん中のまるいのは?」
「これはね。心臓。ほら、お母さんの胸に耳を当ててごらん」
というと早速心臓の音を確かめにくる。
首の根元に手を当てて、脈を確認する。
懐中電灯を咥えてほっぺたから血の色が透けるのは…さすがに実験しなかったけれども、1号はかなり興味津々の様子。
この本では、血液の3つの仕組みについて語っている。
1.血液が酸素を運び、二酸化炭素を排出する仕組み
2.白血球が体外から侵入するばい菌と戦う役目を持っていること。
3.血小板が、血を固めてかさぶたを作ること。
ついでに栄養を運ぶ仕組みとかもホウレン草などの鉄分の高い食品をとると血液が元気になる話とかもやってくれると面白いんだけどな。
普段から理屈っぽい1号にはなかなかポイントの高い絵本じゃないのかな。
そういや昨日の病院のときに、超音波エコーの画面を見て
「これは腎臓」
とかいう医師の話を興味深そうに聞いていた。だからかもしれないな。
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