岸田衿子文・村上勉絵
出版社 チャイルド本社
発売日 2004.09
価格 ¥ 470(¥ 448)
ISBN 4805425458
王様の耳がとってもラブリー。長い耳を隠す帽子も、なかなかしゃれているぞ。
1号はこれを飼猫氏にすでに2階も読んでもらっているらしいが、私にも読んでほしいと今日持ってきた。お〜い、図書館から借りた本は???とか言いながら読む。
よっぽど気に入ったのかなぁ。
秘密を隠すことを条件に床屋が村に帰された後に、どうしても秘密を喋りたい気持ちを隠す余り、カエルのようにハラが膨れてしまうくだりが面白い。
私が小さい頃に読んだ話では、秘密を喋った辺りに生えた葦が「♪おうさまのみみはろばのみみ〜」と風に吹かれて歌うのだが、この絵本では床屋が掘った穴のそこに落ちていた木の実が秘密を聞いた後に木に育って、その木から作られた笛が秘密を歌うと言うもの。
色々亜流があるものだ。
ギリシア神話のおなじみのエピソードだが、この話ではミダス王の耳がなぜロバの耳になったのかの逸話はない。ついでに手元の本でそのくだりを読んでやると1号は分分、と納得したようなそうでないような顔をして聞いていた。ふうん。
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