シャルル・トリッテン著・各務三郎訳
出版社 ブッキング
発売日 2003.08
価格 ¥ 1,575(¥ 1,500)
ISBN 4835440560
懐かしくなって借りました。
この続編は、確か小学校の時に読んだものの復刻版ですね。
著者はオリジナルのハイジの著者 スピリではありません。
そのせいかなぁ。それともそもそもハイジの天真爛漫な代わりにこれといった「毒」のない性格のせいでしょうか?
本書の中のハイジは、娘らしく成長していて アルムを愛する気持ちの強さ自体には変わりがないものの あの「ハイジ」と同じ物語の「空気」がなかなか感じられない。
私は結構この手の「少年少女世界の名作」のシリーズって好きで続編も見つけるといくつか読んでるけど、不思議なもんで、続編では必ず主人公の少女は学校の先生になり、1巻目で出てくる幼馴染の少年と結婚する。この時代の女性が就ける「尊敬される職業」というのが教師だった、ということの表われでもあると思うんだけど。
あとは結婚した相手も教師とか医者になるケースが多いかも。
このペーターはヤギ飼いはやめるけど、農夫のままなのでちと安心感があったりして。
そうそう。映画化になったものの小説版だと思うんだけど以前、「それからのハイジ〜アルプスを越えて」という文庫本があって、その中では寄宿学校に入ったハイジが戦争を避けるために学友たちとアルプスを越えてスイスに帰ってくる話があってすげ〜違和感があったなぁ。
とかとか色々思い出しながら、それでも結構楽しく読みました。
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