ラルフ・イーザウ作・酒寄進一訳
出版社 あすなろ書房
発売日 2000.11
価格 ¥ 2,520(¥ 2,400)
ISBN 4751521217
最近ファンタジーづいています。
8歳の時、高熱で下肢の自由を失ったジョナサンは、その時の高熱の時以来見続けている夢の中の異世界での出来事に心を奪われている。
それは、自分によく似た少年の夢。
名前もまた、「ヨナタン」と韻を踏んでいる。
ヨナタンは異世界ネシャンの伝説の杖「ハシェベト」をふとしたことから手に入れる。主神イーヴェトーの意思により魔法の力を持つこの杖を地の果ての「英知の地」まで運ばなければならない。
途中、旅の道連れヨミと一緒になる。ジョナサンにもジミーという親友がいる。
ディン=ギミトはジョナサンの周りでは誰に当たるだろう。サミュエルだろうか。
そうした相似をよみながら読むのも面白い。
本書内ではジョナサンの世界からネシャンへの関与は、たった一度だった。
つまりあくまでもジョナサンの夢の中だけの出来事という意味合いが強く、二つの世界の相関性はあまりない。
それが2巻、3巻と進むに従ってどう相関性が上がっていくのか、それも楽しみ。
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