ベーオウルフ

ベーオウルフ(サトクリフ・オリジナル 7)

ローズマリ・サトクリフ著・井辻朱美訳

出版社 原書房
発売日 2002.10
価格  ¥ 1,890(¥ 1,800)
ISBN  4562035455
★★★★☆
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またまたサトクリフ。
元ネタは北欧の古い叙事詩です。

どうも私はベーオウルフというとこの古代叙事詩ではなく、ラリー・ニーブンの「中性子星」に出てくるベイオウルフ・シェイファーが先に出てくるのですが、勿論「中性子星」もこのベーオウルフが元ネタのネーミングですね。

前半の妖怪と戦うシーンでは最初どんな怪物と戦っているのかよくわからなかった。まぁ「グランデル」といえば多分古代の叙事詩を聴いていたリアルタイムの世代にはわかったんだろうなぁ。あとがきを読むと水陸両棲の妖怪とある。

後半はお決まりの竜だ。しかもお宝抱えてるし(^^)b

こういった英雄詩にありがちな華やかかな恋愛断とかそういうシーンは皆無だけれども、質実剛健で飾り気のない豪胆な性格がなかなか好感が持てた。しかしロマンスはないので、きっと「赤毛のアン」なんかには絶対にでてこないだろう。うひひひ。

あとがきが、英雄詩の背景などもよくわかって非常に楽しめたこともよかったなぁ。

? posted by Yumikoit at 04:56 pm pingTrackBack [0]

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