ケルトとローマの息子

ケルトとローマの息子

ローズマリー・サトクリフ作・灰島かり訳

出版社 ほるぷ出版
発売日 2002.07
価格  ¥ 1,890(¥ 1,800)
ISBN  4593533805
★★★★★
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時代は1世紀ごろ。
ローマの船が座礁し、ローマ人夫妻の死体にしっかりと抱きかかえられていた赤ん坊は、生きていた。
ケルト人の夫妻が、一族の反対を押し切ってこれを引き取り育てるが、長じて不況になった年、少年の出自が一族に招いた不幸だとして一族から追放されてしまう。

ケルトの一族が、俺を追放するなら俺はローマに行ってやる。
しかし彼はローマに行くなりだまされて奴隷に落とされてしまう…

あとがきを読むと、ローマの地の下に生まれてケルトの文化の元に育ったにもかかわらず、どちらにも受け入れられない 主人公ベリックの余りの過酷な運命に出版当時起こった評価について書かれている。

しかし、その過酷な運命にあっても底に流れる静かな情熱。
突然自由な身になった時、それが信じられずに呆然とする様子…。
どうなるかと思いながら最後までワクワクと読みました。

? posted by Yumikoit at 12:17 pm pingTrackBack [0]

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