まついのりこぶん・え
出版社 福音館書店
発売日 1992
価格 ¥ 880(¥ 838)
ISBN 4834003213
またまた、かがくのとも傑作選。
最近ひらがなを覚え始めた1号にタイトルを読ませる。
「か」「ず」「の」「ほ」「ん」
「じゃ、続けて言ってみて」
「…」
続けてはまだ読めないのね。
本は、ページいっぱいに書かれたたくさんのキャラクターたちが色々している様子が次々と描かれる。
犬、サル、リス、ウサギ、小人、あり、あひる、ことり…何匹かずついて、それぞれに思い思いのことをしている。
あ。雨が降ってきた。きゃ〜!洪水!
おぼれそうになるウサギのところに風船が飛んできた。
さぁ風船は足りるかな。余るかな。
リスさんのところにはサルが助けにやってきた。サルがリスを一匹ずつ抱き上げる。リスを抱いていないサルがいるね。どっちが多い?
雷が鳴ったので、家の中に入る。
窓の数はいくつ?一つの窓から一つの動物が一匹だけ入れるよ。どの動物が、どの家に入るのかな?
…といった具合に、1対1の対応付けで数を認識していく絵本。
文章は少なめなので色々な教え方ができそう。
1号は数は100辺りまで数えられるけど、「どっちが多い」「どっちが少ない」という概念は純粋に数字の対比でするので、たとえリスを抱いていないサルがいても「どっちが多い?」と訊いてもまず一つ一つ数を数えてから「サル!」と答える。
でも最近は片手で足りる程度の足し算は興味を持ち出したし、この手の絵本で遊ぶのは好きだろう。きっと。
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