杉作
出版社 講談社
発売日 2004.01.23
価格 ¥ 560(¥ 533)
ISBN 4063375374
第7巻。
ありがちな猫漫画か?と思い1冊目を買ったが、意外に面白く、以降ずっと飼猫氏と共に楽しみに次巻を必ず買う1作である。
主人公クロは、幼い頃に妹のチンコと共に母猫から引き離され、捨てられたところをフリーターの「ヒゲ」に拾われる。
視点は完全にクロからのもので、ニンゲンに媚びるでもなくかといって適当におだてて利用して餌をもらい、近所の猫と仲間になり、喧嘩もして猫独特の社会生活を営んでいる。
猫かわいい!と作品中で媚びるでもなく淡々と猫社会を描いている様子が、いいのだな。
喧嘩好きのツルマルは誰にでも挨拶代わりに喧嘩を吹っかけるが、クロは辛抱強くツルマルの落ち着く先を探してやったり、基本的にクロはおせっかいで要領が悪く、猫社会ではどちらかというと格下のようだ。しかし行方不明のダイスケを探しに隣町までいって帰ってきたあと、猫集会に出ようとして躊躇していると、仲間たちがやってきてみんなで爪を出さない「お帰りパンチ」をしてくれるところとか、かわいい。
亀に尻尾を噛まれてびっくりしていたり。でも大雨で亀が困っていると尻尾を出して助け出してやったりする。
ほんとにこんなにするのか、わからないけど、でも猫っておもしれ〜な〜。
と思わせる作品である。
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