デニス・オーヴゼバイ著・中島健訳
出版社 青土社
発売日 2003.05
価格 ¥ 2,520(¥ 2,400)
ISBN 4791760328
やっと読み終わりました。
懐かしい人物名がたくさん出てきて面白かったですが、やはりこの手の業界の本は、読むのに時間がかかってしまいます。じっくり読むためにはこちらの気持ちが落ち着いていないと読みにくい…(^_^;)
ミレヴァとは結局離婚。つまるところ、少数意見派の研究者同士の結婚ということでお互い分かり合えるはずだったのかもしれないのに、異民族同士の結婚は彼らにとって必要以上に障害となったのか。あるいは結婚当時から身内から反対されていた もうひとつの原因であった ミレヴァが抱える身体的ハンデや遺伝的な問題が、後半生にとってアインシュタインに重くのしかかり、それが従姉妹エルザに彼を向かわせる原因となったのか。
アインシュタインの前半生において、彼女の 彼の暗部を支えた 部分というのが、後になってアインシュタインにとって負担になってしまったというところなのだろうか。
従姉妹エリザとの恋も中途半端に終わってしまい。
浮名を流したといえば聞こえはいいけれど、結婚生活が幸せに行かないことは、子供との関係についても不幸せな経過をたどることが多く、そういう意味では結局のところ偏屈で不幸な人生だったのかもしれない。
相対性理論の公式は、私も学生時代に学んだが、量子力学に比べて非常にシンプルだ。宇宙項が確かに余計な?気もするが、ひとつの幾何学として完成されている。
…と思うのは、私が多体力学を非常に不得意としたからかもしれない。
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