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- Zilog Z80 CTC
- CTC (Counter/Timer Circuit)
- Z80ファミリー
- DIP28P
Z80 CTCは Z80 ファミリーのカウンタ/タイマーです。
Z80 CTCの特徴は
- 4chの独立した 8bitタイマーを持つ
- 各chのタイマーには1/16又は1/256のプリスケーラを持つ
- 初期値のオートロード機能を持つ
- Z80 CPUのベクタ割り込みをサポート
- +5V単一電源
があげられます。
Z80 CTCはZ80を使用したシステムにおいて、インターバルタイマーや通信用のボーレート発生用として
良く使用されました。
しかしながら、タイマーのデータ長が 8bitを短く、長い時間のインターバルタイマーを構成する場合などは
複数のchを使用したりして、やや使いにくい面がありました。
Zilog社製 Z80A用(4MHz版)のCTCを幾つか。
始めは1980年13週のCTCから。
このころは 型番の8430より Z80A CTCが前面に出ていますね。
次に1986年35週のCTC。
Zilog社のロゴが変更され、型番が最初にマークされています。
また型番が 8430からZ8430Aへ変更されています。
で、1987年5週のCTC。
型番がZ8430Aから Z0843004へ変わりました。
この型番は現在まで続いています。
最後のZ80A CTCは工業用温度品。
型番の末尾のサフィクスが xSAが一般温度品、
xEAが工業温度品となります。
ちなみにxはパッケージコード。Cがセラミック、
Dがサーディップ、Pがプラスチックです。
セカンドソース品を幾つか。
始めに Mostek社の Z80 CTC。
これは珍しいセラミックパッケージ品。
次にSHARP社の Z80A CTCを2つほど。
上はパッケージ表面がつるつる品。下は梨地品。
最後に東芝製の Z80A CTC。
C-MOS版です。