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- TMS9995 (16bit CPU)
- Address bus 16bit, Data bus 8 bit.
- DIP40P、Clock 3MHz.
- N-MOS トランジスタ数 不明.
- 1981年発表.
TMS9995はTI99ファミリーの第2世代として発表されたCPUです。TMS9900をより使いやすく、
廉価なシステムへの応用を目指して開発されました。
TMS9995は次のような特徴を持ちます。
- 256byteのRAMを内蔵。
- クロックジェネレータを内蔵。
- 16bitタイマー/イベントカウンタを内蔵。
- TMS9900に符号付乗除算命令を追加。
- 不法命令/算術オーバーフロー割込み機能の追加。
- デバック機能の追加。
TMS9995はTMS9900に対しソフトウェア上で完全な上位互換性があります。また、外部にメモリマッパと
呼ばれる回路(SN74LS610)を付加することで16Mバイトにアドレス空間を拡張することができました。
TMS9995は国内ではトミーの「ぴゅう太」に採用されたので、Web等でエミュレータを良く見ることができます。
国外ではTI社のTI99/2にも使用されました。初期の16bit CPUとしては比較的メジャーなCPUといえます。
最近入手したTMS9995を幾つか。
始めは1981年26週版。発表の年の製品ですねえ。
次は1984年23週版。
富士通でよく使っていたパッケージに似てます。
今度はプラスチックパッケージ版。
生産国がアメリカなのは珍しい。
次は感じが変わったプラスチックパッケージ。
表面が梨地に変わりました。成型が綺麗と思ったら日本製でした。
で、このページ最大の目玉!
TMS9995 ES版です。
TI社はES版に TMX型番を付けていたようですね。