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- MOTOROLA 6802 (8bit CPU)
- Address bus 16bit, Data bus 8 bit.
- DIP40P、Clock 1MHz、1.5MHz、2MHz.
- N-MOS トランジスタ数 不明.
- 発表年月日不明.
M6802 は M6800 に次のような点を改良したCPUでした。
- 128byteのRAMを内蔵(内32byteはバックアップ可能)。
- クロックジェネレータを内蔵。
M6800 の場合ベースページ・アドレッシングと呼ぶ、最初の256byteを指定するメモリアクセスがあります。
M6802 で内蔵されたRAMは最初の128byteに割り当てられています。
内蔵RAMはベースページ・アドレッシングを意識して付けられたと思われます。
M6802 を使用したマイコンを設計する場合、小さなプログラムで良ければ内蔵RAMで十分でした。
また回路構成も簡単になるため、ちょうど i8080 に対する i8085 の M6800 版といえます。
写真の M6802 は1MHzクロック版で、1981年製の物です。
左の写真は日立のセカンドソース品です。
他に富士通などもセカンドソースを出していました。
右は最近入手した、AMI社製の6802です。
良く見るとマーキングが逆になっています。
普通は1番ピンを下にして、型番が読めるようにしますが
この石は反対です。
AMI社は他にも逆マーキング品があり、それらについても
当秘宝館で紹介して行くつもりです。
左は最近入手した6802、1979年46週製造品です。
右は 日立製の HD6802。
刻印は HD6802なのに HD6808の印がある変な奴。
6808は6802からRAMを取っただけなので、
6802のRAM部分の不良品を 6808として流したものかも。
左は富士通MB8870。2MHz動作版です。
MB8870は MB8861同様に命令の一部が拡張されました。
左は富士通MB8870の1MHz動作品です。