専用ROM
INTEL i4001
MCS-4,40用ROM

i4004、i4040ファミリー



 i4001は i4004、i4040用のROMで、256byteのマスクROMと4bitのI/Oポートから構成されています。

 i4001はi4004、i4040の専用のメモリインターフェースに直接接続して使用します。
i4004とi4040には最大で16個にi4001を接続することができます。
 i4001はMask ROMで使用するには、ユーザが作成したプログラムをINTEL社で
マスクを製作しなければなりません。マスクROMの作成には結構高額な費用が必要なため、
ある程度の使用量が見込まれないとマスクROMを作成できません。
電卓のような大量生産品では問題ありませんが、制御等の比較的使用量が少量な製品の場合は
なかなかマスクROMの発注はできませんでした。
 後日、プログラムROMとして汎用のP-ROMを i4004、i4040に使用することができるLSIをINTEL社は開発し、
少量な製品へ i4004やi4040を応用することが出きるようになりました。


C4001  右は4001のセラミック版。1974年第2週品。



秘宝館 伝説的CPUへ戻る。