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- SIGNETICS 8X300 (8bit CPU)
- Program: Address 13bit,Data 16bit
- Data : Address 16bit,Data 8bit
- I/O : Address 9bit,Data 8bit
- DIP50P、Clock 8MHz
- Bipolar トランジスタ数 不明
- 1977年?発表
8X300はSIGNETICS社が開発した大変ユニークなCPUです。
まず、製造プロセスがバイポーラで、汎用CPUとしてはあまり例がありません。
次に内部構造もいわゆるハーバードアーキティクチャと呼ばれる、プログラムメモリと
データメモリを分離した構造になっています。
8X300の特徴を列挙すると。
- バイポーラプロセスで構成され、250nS(Clock8MHz時)で1命令を実行する。
- 命令コードは16bit固定。
- 基本命令は8種類。
- 8bitの汎用レジスタを8本内蔵する。
- +5V単一電源。
8X300はその高速性と簡単な命令体系のため、ビットスライスプロセッサの代りとして
シーケンス制御等に使用されたようです。
8X300のユニークさはそのパッケージにも現れており、なんと600MIL幅の50PIN DIP型パッケージです。