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- Signetics 2650 (8bit CPU)
- Address bus 15bit, Data bus 8bit.
- DIP40P、Clock 1.25MHz
- N-MOS トランジスタ数 不明
- 1978年?発表
Signetics社がPDP-8を模して作ったとされるCPUです。
Webを探していたら、 2650のマニュアルが手に入りました。
それによると次のような特徴を持ちます。
- +5V単一電源。
- サイクルタイムは2.4uS。
- アドレス範囲は15bit (32,768)。
- 8レベルのスタックをCPU内に持つ。
- 7個の8bit汎用レジスタ。
- 75種の命令
2650を使用した機種としては、ゲーム機で例がありました。
Emerson社の Arcadia 2001という機種で、1982年発表です。
Amiga2600もどきといった感じです。
Web上にこれのWindows上でのエミュレータがありました。
興味のある方は探してみてはどうでしょうか。
右は最近入手した 2650Aのセラミックパッケージ品。
こいつは1978年17週品です。
で、このページの最初の2650は1979年15週品。良く見るとマークが Synertek社に似ています。
「OSBONE 4 & 8-bit Microprocessor Handbook」によると2650のセカンドソースには Synertek社は
無いようなのでこれの正体が怪しくなってきました。
ちなみにSynertek社は6502系のセカンドソーサで、ワンボードマイコン SYM-1で有名です。
左はプラスティックパッケージ品。
DateCodeを見ると1985年8週とのことで、
思ったより長い間生産されていたようです。