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- Zilog Z80000 (32bit CPU)
- PGA 84Pin、Address bus 32bit, Data bus 32bit.
- Clock 10MHz〜25MHz.
- C-MOS? 設計ルール、トランジスタ数 不明.
- 1984年?発表
Z320のところでも書きましたが、Zilog社が社運を賭けて?開発を進めたのがZ80000でした。
1985年〜1988年頃の雑誌等には随分と取り上げられましたが、製品出荷のニュースが無くて、
いつの間にか忘れ去られたCPUです。
手持ちのZ80000は偶然、オークションで見つけましたが、それまで実物の写真も見たことが無いので
出荷されなかったと思っていました。
手持ちの資料から簡単に特徴を列挙すると。
- 完全な32bitプロセッサ
- 6ステージの命令パイプライン
- 4Gバイトのアドレス空間
- MMUを内蔵し仮想記憶をサポート
- 256バイトの命令/データキャッシュ
- 16個の32bit汎用レジスタ(Z8000より8個追加)
- Z8000とソフトウェアコンパチブル
Z80000は浮動小数点機能を内蔵していません。外部にZ8070(外部拡張プロセッサ)でサポートする
予定でしたが、供給されたかどうか確認できていません。
右は1984年9月版の "Z80000 Preliminary Technical Manual"
ネットにあるZ80000関連のPDF資料の元。