納期明けで比較的早く帰った飼猫氏と塾も終ってのんびりネットゲーム三昧の2号とで適当に食事を済ませる。そこに1号よりライン。
1号;煎茶ある?
いつもながら唐突な奴だな。1号。
私 ;はぁ?いつ必要なの?
1号;あるかないか
うーん。最近、家ではほうじ茶ばっかりだったもんなぁ。
私 ;ティーバックの奈良仕事場にあるから、明日持って帰れるけど。
でも必要なら買った方がいいよ。
1号;緑茶とは別物?
ティーバック、という存在と緑茶、と言う言葉がつながってないのか、1号よ。
しかたないのでとりあえずドラッグストアででも買って帰るように言う。
で、なんなの?調理実習?
1号;饅頭茶漬け
なんじゃそりゃ。
帰宅してからの1号に聞くと、試験範囲で森鴎外をやっているらしく、鴎外が愛したという饅頭茶漬けを試してみたくなったらしい。煎茶の他にちゃんと饅頭も買って帰っている。
あたしは眠かったので既に布団を敷いていたのだが、無理やり起こしに来る1号。
「煎茶ってどう入れるの?」
お湯は沸かしてある?じゃ、急須はこれで、あとは茶葉はこのくらいで…。
ご飯をよそい、饅頭を…ってそれは酒饅頭じゃないか。においが…あうのかなぁ。あと量的にどうよ?
とっさにネットで検索すると、葬式饅頭のような類の饅頭を4つに割って、とかあるが、マイペースの1号はそんな調査には目もくれない。ご飯の上にまんじゅうを載せて、煎茶を注ぐ、という情報だけで強行する。
味は…
「2号、お前食わない?」
「要らないっ」
「ごはんがなぁ…つぶつぶが。あと酒饅頭じゃなかったかも」
悩みながら少しずつ食べる1号をしり目にさっさと寝る。
まったく。1号はなんでそう毎回、面白いことばっかりやるんだろうねぇ。ネタに困らんわ。
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