塾から帰ってきた1号が言った。
「お母さん。ベルト壊れた」
はぁ?学校の?
「うん」
ベルトって、壊れるもんなの?バックルで止める穴が広がって変形するのくらいしか、見たことない気がする。
見てみると、バックルを止めている根元の皮が、切れてしまっている。
うわ。ここが壊れるか、普通。
…代わりのベルトは?
「ない。これは学校のだから、別の色のを付けていくと校則違反。
明日どうしよう…」
どうしようったって。どうしようもないでしょ。
せめて学校から帰ってすぐとか、携帯宛に連絡くれれば、仕事帰りに買ってくるとかできたのに…。
「お母さん、直してよ」
ちょ。ベルトはさすがに直せんよ。
「ミラクルーとかでちゃちゃっと直せないの?」
どんなミラクルだよ、それ。
クラリーノの余りを使えば、バックル部分を止めている部分だけ付け替えることはできるだろうが、夜の10時に出されてもそんな時間は私にもない。
つーかそこまでして使いたいベルトか。これ。
上着着てれば判らないんだから、明日一日はベルトなしか、私用のベルト使って…
「だって校則違反だよ?」
緊急避難だ。問題あるなら保護者の立場で一報入れるわ。
「で、どうするの?」
明日学校終ってから速攻で買いに行けばいいだろ。
なんか釈然としない顔の1号であった。
この記事に対するコメント[6件]
1. 飼猫 — October 29, 2015 @21:30:29
Yumikoit October 29, 2015 @21:56:02
3. 飼猫 — October 30, 2015 @20:56:55
Yumikoit October 31, 2015 @18:54:48
5. サン太 — November 1, 2015 @15:22:23
Yumikoit November 1, 2015 @21:38:46
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