まぁ今日はスポットで自由参加の外の道場の稽古だからいいんだけど。
雨も降ってるしねぇ。
というわけで２号の宿題が終わって彼が出かけるまではと我慢していたアニメのDVDをつける。
案の定食いついてくる子ども達。
スポーツものは食いつきがいいねぇ。
そのうち、２号が寝る時間になり、１号も風呂場に消えた。
区切りもいいのでアニメのDVDを止め、古い映画のDVDを出してくる。この間このメディア、ちょっと調子が悪かったんだよな。ディスクが傷ついてるかしらん。
…あ。よかった。見れる。
そのままぼんやり見ていたら、風呂から出てきた１号が目を止めた。
「これ、何の映画？」
…博士の愛した数式。
「これ、誰？」
大人になったルート。
「へぇ。大人になったルートが語る役目なんだね。これは」
そ。
しかし博士役の寺尾聡、いい味出してるよね。はまり役だと思うな。
「え、こんな感じかな。もっとカツゼツよく話す気がしたんだけど」
いや、博士の症状の設定とか考えると元気いっぱいよりもこの方が雰囲気を感じることができるんじゃない？
「うん。まぁそうかも」
ちょっと巻き戻して博士と「私」の出会いのシーンにする。
「…やっぱ足のサイズでしょう！」
そうだよ、足のサイズだよなー。
原作をお互い読んでるからこそのツッコミあいで笑う。
原作を読んでいる最中の１号だが、原作には大人になったルートは出てこない。
しばらく見ていた１号、
「今日はもう寝るけど、この映画ちゃんと通して見たい」
と主張する。
うん。これはいつ見てもいいよ。
ふふふ。やっぱり釣れたな(にやり)
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