出先でさぁお昼ご飯、となった時に携帯が鳴る。
「あ、1号くんのお母さんですか?中学校の養護教諭の…」
またあいつが何かやりましたか。
どうもひどい頭痛で4時間目に保健室に行ったらしい。
しようがないので午後の予定を繰り上げて帰宅、学校に行く。
「頭痛い…目の焦点が合わなくて、舌の奥がしびれる…」
うんうん。まぁとりあえず家に帰って寝なさい。
今回は吐いたわけじゃないしな。
家に帰ると、制服を脱ぐのももどかしく、下着代わりに着ていた体操着のまま布団を敷いて潜っていく。
どうでもいいが、その体操着、部活の朝練を外でやったやつじゃないのかい?せめてそれも脱いでほしい。
昨夜ちょっとハプニングもあったし、今朝も朝練の前に友達とランニングに行ったりして早かったしな。
2号が帰ってくる。起きない。
2号が道着に着替える。起きない。
おぅい。あたし今日、剣道の付添い当番だから、起きたら誰もいなかったとか、急に具合が悪くなって吐いたとかになったら携帯に電話してよ?
返事がない。熟睡中。
まぁ付添い当番は、普段食事中の家族の会話を聞いていればわかるはずだし(しかし聞いてないのが1号である)、起きて不安になったら電話位できるだろう。中学生だしね。(しかし電話してこないのが1号である)
剣道の道場は、自宅隣の中学校の敷地内であるので、連絡があったら5分以内に帰れるという気楽さもあり、とりあえず道場に向かう。
稽古が終わって帰ってみると、1号はまだぐっすり。
…いや。台所に、冷蔵庫から出した牛乳パックが出ている。飲み切ったかな。持ち上げてみる。いや、飲んだ後片づけずに放置したな…。
その横には、食べかけの食パン。1/4ほど残っているか。ジャムがたっぷりと塗ってある。なぜ食べかけで放置。そしてなぜ皿に入れて食べずに、シンクの上に皿に置かずに直接放置…。シンクには、牛乳を飲んだ後らしいコップが、水にもつけずに放置。
タイマーで炊いておいたご飯をよそい、2号が風呂に入っている間に剣道の前に作っておいた煮物を温めて2号と私の夜ごはん。飼猫氏は今日は遅くなるらしい。2号はそのあと布団を敷いて寝る。
さて、飼猫氏はまだ帰りそうにないから風呂に入ってしまおう。
風呂に入る準備をしていると、1号が起きてきた。
「お腹すいた…」
そりゃー、給食も食べていませんからねぇ。
「さっき、お腹が空いて、牛乳に砂糖をいっぱい入れて、パンにジャム塗って食べたんだよ」
あー。残骸は見たわ。
「そうしたら、食べてる途中で気持ち悪くなって…」
吐いたの?
「吐かなかったけど、全部食べられなくてまた寝た」
片づけるくらいはしてほしいわ。
「で、お腹すいた…」
頭痛は?
「昼間よりはいいけど、まだ痛い…」
いくら好きなものたって、具合の悪い時に食べられるもんじゃなかったってわけだよね。
お粥、作る?
「お粥食べるー」
つーわけで、お粥を作ってやる。卵入れるか、と訊くと、それは要らない、ふりかけで食べる、と言って残り物の煮物で遅い夜ごはんである。
「足りない…」
1号らしいが。まぁ一応今日はその辺にしておきなさい。
この記事に対するコメント[2件]
1. 貧乏神 — November 22, 2013 @12:30:24
僕は小学生の頃に頭痛がひどく、なぜか何度も眼科に連れて行かれました。
なんで脳神経外科とかに連れて行かなかったんだろう・・・。
今も年に一回くらい目まいとかしますが、昔ほど酷くないです。
Yumikoit November 25, 2013 @12:01:56
なんなんでしょね。まぁ見かけとは違って本来体力のある子ではないので、頭痛の形であっても疲れすぎたときのシグナルがちゃんとあるのはいいことだと思います。寝不足だから寝ろって、言えますからねぇ。
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