この夏休み、1号は洗濯、2号は風呂掃除の手伝いが担当。
明日ね。家族みんなの予定がいっぱいいっぱいだから、朝洗濯機回す暇ないんだよ。
1号、今日はみんな早く風呂入って、そのまますぐに洗濯機回して。
で、ちゃんと干すんだよ。
風呂掃除は…明日は、早く帰ってきたら2号がやるけど、1号、もし先に帰ってきたらあんたとお父さんとで分担してやってね。
「なんでっ!」
1号が反乱をおこす。
「そんなのっ、明日の朝早く起きてちょちょっとやって、オレ達が帰る頃に合わせてタイマーセットしたらいいじゃん!」
自分が風呂担当だった頃、ドッジボールの練習の日によくやっていた手である。
そうねぇ。そういう方法もあるんだけど。
1号。
明日ね。あたしと2号は6時集合だから5時半に家を出るのね。
あなたは8時集合だったよね。だから、あなたのいう方法がベストだと思うなら、朝、自由になる時間が多いあなたの方がそれをやってから出てくれるなら、私はその方法でもいいと思うよ。
うっ、と言葉に詰まる1号。
だからね。「もし」あたしと2号が早く帰ってきたら、こっちが洗うから、「もし」あなたが先に帰ったらしょうがないから、あなた方が風呂を洗ってくれるかな。
1号が了承したのはいうまでもない。
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