3時半ころ2号が帰るはずだったのだが、3時までと思った外出先の用事が思ったよりも手間取り、微妙に間に合わない。いつものようにゆっくり帰ってくれば途中の道で会えるかなと思ったが、3年生の下校は終わった後のようだ。
家に帰ると、案の定10分もしないうちに同じマンションの同級生のママ友からメールが入る。
「2号くんうちに来てるよー」
あっ、ごめん。さっき帰ってきたからうちに帰してもらって大丈夫。
返信を送ると、5分もしないで帰ってきた。
もぉ。あんたの帰ってくる時間が分かってて、出かけるって朝わざわざ言ったんだから、そのまま玄関の前で待っててくれりゃいいのに。
「だって、5分でも宿題しておいた方がいいと思ったんだも―ん」
と、帰ってきて連絡帳をただランドセルから出すのにいつも20分以上かかる2号が、スニーカーを脱ぎながら言う。剣道の時間まであまり余裕がないとはいえ、どの口が言うんだかなぁ。
…あれっ。あんた靴下どうしたの?
「ちゃんと持ってるよ」
さては友達んちで一旦脱いだな。長居する気じゃないんだから脱がなきゃいいのに。
2号が靴下を出すためにごそごそと…ってダウンジャケットの袖口からなぜ出すんだっ。そこはポケットじゃないよぉ(号泣)
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