お昼御飯がすんだころから、そわそわ二人とも落ち着かない。
1号は今日も
「Rちゃんちに行く!」
と仲良しのドッジボール仲間の家に電話をする。
電話をした後で
「あのさぁ。Rちゃんちに行った後で、xx公園に移動したりするんだけど、そういう場合も家に一度連絡した方がいい?」
と訊かれる。
そういやRくんちはいつもお友だちがたくさん来ていて、広いところで遊ぶために時々公園などに場所移動する。
Rくんちのお母さんにきちんと伝えてから行くんでしょ。
こっちから連絡する時はまずRくんちに連絡入れるから、困らないと思うよ。
そういうと、安心する1号。
「そうだー。水筒も持って行こう」
持ってけ持ってけ。外遊びには必要だ。
2号は昨日とは違う友達。同じマンションの剣道仲間である。
1時に約束をしたらしいが、先方の予定の関係で2時、と約束が変わり、2時ちょうどにお友達がやってくる。
付き合いも長いのでお互いとても気持ちよく遊んでいるようで、一度もけんかの仲裁もやってこない。いや、やっぱり楽だわ。
4時半ころ。
余りに静かなのでちょっと子ども部屋を覗いてみる。
「あ、2号くんのおかーさん、これからボクの家に行って遊ぼうと思うんですけどー」
とお友だち。
えー。えと。キミんちのお母さんは今日、おうちにいるのかな。
「あ、います。大丈夫!」
2号も
「さっき帰って来たの、窓から見えたよ!」
と言う。
…。
いや、出かける前におもちゃをきちんと片づけて行けば、それでも全然かまわないんだけど、今4時半でしょ。
今からおもちゃを片づけると、キミんち行って遊ぶ時間て、ホントに少なくなるけどそれでもいいの?
「いいの!」
…。
二人はいいだろうが、せっかく子どもが外に遊びに行ってくれてほっと一息ついているであろう相手のお母さんがかわいそうだと思った一瞬。
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