2号の担当のお手伝いは、夏休みからこっち、風呂掃除だったのだが。
まぁ、1号も風呂掃除は2年生からのお手伝いだったし、身体が小さいのに風呂桶の外から掃除しようとして手が届かないとか、ヌルヌルしていても何となく終わりにしちゃって風呂にどうも気持ちよく入れないとか。
友達と気持ちよく遊んでいるのに、風呂掃除を忘れていて途中で中断して風呂掃除に走っていくとか、そもそも風呂に入ろうとするまで風呂を洗ってないことに気付かないとか<おぃ。
どうにもこうにも、手伝いが身につかない2号である。
つーわけで、2号自身にも不満が溜まっていたようで、手伝い担当を「掃除」にしてみる。
毎日、家の中のどこか…たいていリビングかその隣の和室に掃除機をかける。
場合によっては、幼稚園時代のようにトイレや洗面所の床のぞうきんがけをする。
などなど。
場所を決めた方が2号にも楽なはずだが、その時々で、掃除機をかけたいと思っている部屋が誰かが使っていたりするので、多少の変動はやむを得ず。
というわけで、掃除機をかけるように言う。
2号、丁寧に掃除機をかけるのに邪魔になる箱や椅子などを廊下や隣の部屋に移す。
それから、廊下の物入れの扉を開け、掃除機をとりだして和室まで運ぶ。
…。
座り込んで、掃除機のパイプを一つ一つ外してみたり、それを両手にしっかりと持って畳の上を上手に滑らす。
…掃除をするには、掃除機の吸い込み口を畳に向けて、丁寧に滑らすのは、正しい。
ただし、コンセントが入っていて、スイッチがきちんと入っていれば。
一言声をかけないと、それだけで30分くらい遊んでいる2号である。
新聞を横によけて掃除機をかけようとするときには、うっかりと広告を広げてしまって、その一枚を集中的に見てしまい、また手が止まる。
1号の机の上にたまたま置かれていたプリントに目が行ってしまい、時間が経つこともある。
2号が自分に与えられた自由時間をうまく使って、効率的に仕事をこなせるようになるのはいつになるのか。先は長すぎである。
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