最後に残ったひと切れは

夕食のメインはお好み焼きだったが、飼猫氏の出張土産のさつま揚げを切って出す。

桜エビの入ったさつま揚げで子ども達も大喜び。
最後に2切れ残った皿をにらんで、二人で考え込む。

「お兄ちゃん、お兄ちゃんは身体が大きいから、二つとも食べていいよ」
「いや、お前は一切れ食べろよ」

しかし、1号は自分の分を食べようとしない。
「お母さん、食べていいよ」
というので
「父さんはあなた達が食べて喜ぶのがうれしいだろうから、食べなさい」
と言ってみる。

すると、それはそれは嬉しそうに、その最後のひと切れに2号が箸を伸ばす。
とたんにぷうっと膨れる1号。
「おかーさんにあげたの!2号は食べちゃダメ!」
「だってお父さんは、僕たちのために買ってきたんだ!」

…普段は銘々皿に分けてそれぞれの取り分を決めてから出しているので、たまに大皿に出すとこういうことが起こる。
皿の上の数を数えて、きっちりと自分の分と相手の分に分け、自分の分は自分で仕切りたい1号。
あるものはあるだけ食べたい2号。

結局、最後の一切れは、半分にして1/2は1号、残りの更に1/2は私、そして2号が食べましたとさ。ちゃんちゃん。

? posted by Yumikoit at 08:27 pm pingTrackBack [0]

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