先週のことだが、児童館からの帰りにひどい夕立に降られた。
一気に大粒の雨で、あっという間にずぶぬれになる。
持っていた日傘は児童館に置き忘れてきたし、そもそもあんな小さい傘じゃ3人では入れない。
とにかく、干してきたままの布団を救出せねばならないので、子ども達を叱咤しながら雨の中歩いて(2号が走っても、雨の中では私は歩く速さだ)、家に向かっていた時。
通りすがりの男性がいきなり
「この傘、使っていいから。中学校の傘だから」
と一本のビニール傘を貸して下さったので、ありがたく拝借して帰った。
帰ってから晴れ間に傘を干して、今日の午前中、傘を返しに最寄りの中学校に行く。
事務棟へ入ると思われる来客玄関にはかぎがかかっていたので、どうしようかと思っていると職員らしい女性が郵便を受け取っていたので、事情を話して傘を返し、お礼を申し上げる。
「それって、こんな先生でした?」
と言われて、そうそう、そのとおり、と言うと。
「それ、校長だわ」
わぁっ。私ったら校長先生自らから傘をお借りしてしまったんだ。
帰って来て、留守番をしていた子ども達にその話をすると、1号。
「えぇっ?校長先生?ありえねー!」
ふむ。6学年もある小学校の1年生からしたら、「校長先生」とはそれほど雲の上の存在なんだな。
Comments