シーラスと四頭立ての馬車

セシル・ボトカー作/橘 要一郎訳

税込価格 : ¥2,345 (本体 : ¥2,233)
出版 : 評論社
サイズ : 四六判 / 325p
ISBN : 4-566-01306-5
発行年月 : 1987.2
シーラスシリーズも3作目。
それまで行動に一貫性はあっても直動的に行動していたようなシーラスにかわって、色々考えるような感じになってきている。
ビン・ゴーチックに何も言わないで出てきたからと言って村に一度帰りたがったり、突然文字を覚えることの便利さに気付いて必死に勉強しようとしてみたり。
あくまでもアウトサイダーとして生きながら、段々と「自分の属するもの」を意識しだしている。

4作目はどうなるんだろう。

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宿題欲しい

1号目下のあこがれ。
「宿題がねっ。きょうからでるんだよ〜」
そうか、そんなに宿題やりたいか。その割には、毎日ランドセル置くと真っ先に遊びに行くようだが。

時間もかなり押していて、2号のお迎えに間に合うかどうかは分からなかったがとりあえず1号の下校時間に合わせてお迎えに行ってみる。下校途中の歩道橋の下。
おぉ。帰ってきた帰ってきた。
おとといは、迎えに行こうとしたら30分も早く帰ってきたんだよね。

木が生い茂る坂道を登りながら、1号とKすいくんが言う。
「でもさぁ。今日からだって言ってたのに、今日宿題でなかったんだよっ」
おや、そうなの?
「なんで出なかったのかなぁ」
「あれさ〜。先生が忘れたんじゃないの?」
「それかさぁ。昨日の遠足で疲れすぎてプリント作るの忘れたとか―」
そんなキミたちじゃあるまいし。
「わかったぁ、職員室に忘れたんだよ!きっと」
だからキミたちとは違いますって。

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さばくのきょうりゅう

さばくのきょうりゅう

康 禹鉉絵/田島 伸二文

税込価格 : ¥1,890 (本体 : ¥1,800)
出版 : 講談社
サイズ : 25×27cm / 1冊
ISBN : 4-06-132278-8
発行年月 : 2003.10
砂漠の下でずっと眠っていた恐竜。最後の一匹の恐竜。
でも、地上では相変わらず、人間達が殺し合う。

 いったいあとなんねんまてば、しずかでへいわなよのなかになるのだろう…。

ヒトの世の中に、大昔地上を支配した孤高の恐竜の、最後の生き残りが涙を流してつぶやく。

う〜む。この展開は。なんとなく覚えがあるぞ。
そうだ。創竜伝!<違うって。

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ぼくのながぐつにはながさいたよ

ぼくのながぐつにはながさいたよ

たなか じゅんこさく・え

税込価格 : ¥1,260 (本体 : ¥1,200)
出版 : 文芸社
サイズ : 19×27cm / 31p
ISBN : 4-8355-8508-9
発行年月 : 2005.1
そういや1号の卒園記念制作とやらで焼き物粘土をこねた。
2号は焼き物粘土をこねたことはないけど、金沢の幼児教室でマグカップの絵付けはしたことがある。

これはそんなはなし。
おばあちゃんに長靴を貸してあげた。ピッカピカの、まだ一度も履いていない長靴。まだちょっと大きい、赤い長靴。
おばあちゃんと一緒に、「おきょうしつ」に行って焼き物粘土をこねる。
そうしてできあがったのが…長靴をモデルにした、植木鉢。

著者の本当の体験をもとにして描いたものらしく、最後のページにはあとがきとして?本当に著者が作ったと思われる長靴型の植木鉢にいっぱい花が咲いてある写真が飾ってある。うん。いい感じー。

そういや1号の焼いた「お抹茶茶わん」持ち帰ってからは菓子器にしかなってないや。…いや、ふつうはそういう場合には記念に飾っとくものなのかなぁ。

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とかげっ

1号は遠足。リュックを背負って出かけていく。

帰りは1時半くらいかな。
下校班の付き添い期間はもう終わったけれども、時間的に余裕があったので大通りまでお迎えに出てみる。同じ下校班の、Kすいくんママも一緒。

少し遅めに元気に帰ってきた子ども達。
私の顔を見るなり
「げぇ〜。なんでお迎えに来たのっ?二人で家まで帰りたかったのに」
と不満顔の1号。なんだかなぁ。

木の生い茂る神社への坂道を登りながら…ふと立ちどまち
「とかげっ!」
と1号がいきなりトカゲに飛びつく。
えぃ。下腹あたりを押さえつけて…ビョンビョンのたうつトカゲくん。おぃおぃ。それじゃトカゲは苦しいよ。
1号は何とかトカゲの尻尾の先を捕まえてぶら下げる。
びんびん跳ねまわって逃げようとするトカゲ。
─ 振り回してみる。
Kすいくん。こわごわと覗きこむが、生き物がちょっと苦手なので遠巻き。

「しっぽ、切れないねぇ」

結局、1号の期待もむなしいまま、しっぽを切らないでトカゲは逃走。残念でした。

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したきりすずめ

したきりすずめ

松谷 みよ子〔著〕/片山 健〔画〕

税込価格 : ¥1,155 (本体 : ¥1,100)
出版 : 童心社
サイズ : B5判 / 〔32p〕
ISBN : 4-494-00248-8
発行年月 : 2006.12
私が選んだんだけど、2号は読みだすと結構真剣に聞いていた。
おちょんすずめをおじいさんが探しに行くシーンでは、おちょんすずめの情報欲しさに子どもが差し出す土の団子をむせながら食べ、馬を洗った水を飲み干すのだが、ひとつひとつに
「そんなのいやだよ」
とかツッコミを入れる。

読み終わった後で登園するために靴を履きながら
「おばあさんのツヅラは、気持ち悪いものがいっぱいだったねぇ」
と何やらニヤニヤしながらつぶやいていた。

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カードの行方

朝、1号を小学校に送り出した後のこと。
2号が子ども部屋にぽつねんと座って
「恐竜キングのカードがない…」
とつぶやく。

またどっかに片づけ忘れたの?

今までのゲームやなんかで入手したカード。ファイルにまとめてある。
それがファイルごとなくなったみたい。
1号のは、1号のものを入れる棚にちゃんとある。
2号のは…うん。確かにない。
引き出し。棚。昨日遊んでいたおもちゃを片づけてあるおもちゃ棚。
ない。
どこに行ったんだろうなぁ。

登園時間が来てしまったので、2号に言う。
「帰ったら1号と一緒にもう一度探しなさい」

午後、1号が帰ってきて1号が約束したお友だちが来る前に1号が探している。
「ぼくだってわからないよ〜」
ふと思いついて言ってみた。
「1号、朝、恐竜キングのカード見てなかった?」
でも、1号が見ていたのはピンクのファイルだから、1号のものだけのはずだが…。
「うん。ぼくのは開いて見てたけど…あ。まって!見た気がするよ!」
どこだどこだ。
「ぼく、布団畳んでて、2号の恐竜キングのカードが落ちた気がしたんだ」
はぃぃぃぃ?

あわてて子ども部屋の布団を一旦全部出してみる。
今朝、1号がクローゼットに押し込んだ布団。
掛け布団。2枚。敷き布団。1号のと…2号の。あった。
なんと2号の敷き布団に挟まっていたのでありました。

今日、晴れてたら布団干したろうからもうちょっと早くに見つかったろうにねぇ。

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銀の枝

銀の枝ローズマリ・サトクリフ作/猪熊 葉子訳
チャールズ・キーピング絵

税込価格 : ¥2,625 (本体 : ¥2,500)
出版 : 岩波書店
サイズ : 菊判 / 326p
ISBN : 4-00-115537-0
発行年月 : 1994.11
第九軍団のワシLink 」の続編。
前作で封印されたワシと、封印したマーカスとその叔父たち。
彼らの子孫と、封印が解けたワシ。
ローマ帝国の行方。

旗印、というのはある意味私たちにはなじみの少ない言葉だ。
それでも戦うための一つのシンボルとして鮮やかに蘇る。

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イグアノドンですまいどあり

舟崎 克彦作/スズキ コージ絵

税込価格 : ¥1,223 (本体 : ¥1,165)
出版 : くもん出版
サイズ : B5変形 / 1冊
ISBN : 4-87576-619-X
発行年月 : 1991.6
どっちかというと荒唐無稽系のストーリィかな。
スズキコージの独特のタッチの挿絵。

今まで1号が読んできた恐竜関連の絵本というと、実際の白亜紀やジュラ紀を舞台に恐竜がどんな風な生活をしてきたかというストーリィが多かったので、こういう風に現代を舞台にいきなり恐竜が現われました、という感じのストーリィは珍しい。
さて、これもシリーズものみたいだけど、続けて読む気はあるのかな。

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11ぴきのねことへんなねこ

11ぴきのねことへんなねこ

馬場 のぼる著

税込価格 : ¥1,260 (本体 : ¥1,200)
出版 : こぐま社
サイズ : B5変形 / 1冊
ISBN : 4-7721-0098-9
発行年月 : 1989.12
2号が、たどたどしく、でも一生懸命読む。
ううむ。
1号はまだ私に読み聞かせはしてくれないけど(2号には読み聞かせているようだが)、こんな風に少しずつ自分でも読むようになっていくのね。

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